アンチョビ姐さんを余すことなく堪能できる「ガールズ&パンツァー アバンティ! アンツィオ高校」
最近『ガールズ&パンツァー』にはまった。それはもう気づいたら本編DVDBOXと劇場版とOVAのブルーレイが手元にあったくらいだ。まあせっかく買ったしぃ~? と改めて本編をブルーレイで見直した。そして一つ思ったことがある。
「やっぱアンツィオ高校って、、、いいよなあ……。」
ガルパンには西住みほ率いる大洗学園のほかにも様々な学園が出てくる。その中でも私はアンツィオ高校という学園がとにかく好きなのだ。
が、このアンツィオ高校。アニメ版の出番が少ない。もともと本編12話では尺の都合か、アンツィオ高校の出番は大幅にカットされてしまっている。OVAでカットされた部分を見れるが、それでも30分だ。これではアンツィオ成分が足りない。
そんな折にある漫画を見つけた。それは「ガールズ&パンツァー アバンティ! アンツィオ高校」。愛すべきアンツィオ高校の面々が表紙を飾るこの漫画、アンツィオ高校を主役としたスピンオフ漫画なのだ。
全3巻読了した感想をひとことで言うなら
「あなた……わかってるね!」
序盤こそアンツィオ高校のモットーである「ノリと勢い」全開のギャグ漫画だが、2巻中盤から本編最終章にアンツィオが見せた「雲形定規作戦」につながる話にシフトしていく。
劇中で30秒程度流れたシーンで、アンチョビが放った号令「Fouco!(撃て!)」。このなにげないシーンに意味を持たせてくれた。そのことが何より嬉しい。
この漫画を読むことで、あのシーンでアンチョビがどんな思いで号令を放ったかを知られる。スピンオフ漫画としてこれ以上ない魅力だと私は思った。
そのほかにもこの漫画ではアンチョビの髪型差分が見れたり、名前のなかったメンバーに名前がついたりしている。アンツィオ高校が好きな人にとって、この本はアンツィオ成分の点滴パックといえる。ガルパン本編のほかのキャラももちろん登場するので、アンツィオファンというわけではない人にもお勧めしたい。
最近銃を買いました。ベレッタがびゅーちふる
すっかり春の心地いい気温もなくなり、梅雨入りを思わせるような雨も降りだしましたね。どうもあみゅえんです。すっかり新生活にも慣れ、日常に取り込めてきたかなという気がします。4月の間は忙しさを言い訳に、全然書いてなかったブログもたまにはかかにゃあと思って筆を執った次第です。
そんな私ですが、実は4・5月あたりで新たな趣味を始めました。それは「エアガン」。日本では主にエアソフトガンのことを指します。BB弾を飛ばすアレです。といっても結構昔から好きではいたんですが、ちゃんとしたものを持っていなかったので、4月に思い切って購入した結果すっかりはまってしまったわけです。あみゅえん少年は屋台で玩具のくじ引きを見かけたら必ず引くくらいにはガンマニアの端くれだったんです。そりゃあハマりますわな。
あみゅえん少年が時を経てそれなりに財を持ち、秋葉原を散歩中に出会うわけですよ。
最初に出会ったのは「ベレッタ92」の派生系である「ベレッタM9A1」という銃のエアガン。色はシルバー。私がアニメ「BLACK LAGOON」の大ファンということもあり、(BLACKLAGOONではヒロインがこのベレッタ・シルバーのカスタムしたものを使っています。)思わず手に取ってしまったわけです。
最近は技術の進歩もあり、電動のものが3000円で手に取れるようになってるんですねえ。いやあ初めて知りましたよ。
と、ここでせっかくなので豆知識を一つ。このベレッタについてです。映画「リーサルウェポン」のマーティン・リッグス、「ダイハード」のジョン・マクレーン刑事が使ってるあの銃です。
製造はイタリア、ピエトロ・ベレッタ社です。イタリアらしい上部を大胆に開けたおしゃれなデザインが特徴ですね。いろいろ派生がありますが、ベースは「ベレッタ92」です。調べたときによく間違って表記されてるのが「ベレッタm92」という表記。これ間違いなんですよね。銃によくついてるこの「M」なんですが、一部の銃ではモデルの頭文字のMを指すんですが、ことベレッタに関してはミリタリーの頭文字のMなんですよ。これはベレッタ92がアメリカ軍の「コルトM1911」に代わって正式採用されたときについたMで、しかもその正式採用品の正式名称は「ベレッタ92f」というそもそも「ベレッタ92」の改良品です。つまり92は軍採用されてないんで「M」がつくことはないんですよ。さっき例に挙げた映画スターの二人も実はベレッタm92fのほうを使ってます。だからアメリカ人がイタリア製の銃を使ってるわけなんですな。m92fの製造はアメリカでもされてますから。
と無駄に長い雑学を披露したところで、ここでやっと本題に入れます。なんでこの説明がいるかというと、最初に出会って買ったのが「m9A1」という話はしましたね。これがまた「m92f」が略されて「m9」と呼ばれるようになった後で海兵隊のオーダーでアンダーバレル(弾出るところの下のほう)が改造されたモデルなんですな。やっと最初につながった。と、当然改造前のモデルも欲しくなっちゃって、秋葉原の有名なエアガンショップ、「レプマート・東京アキバ店」を訪ねたというのが今週の出来事。無事「m92f」のステンレスタイプのものが買えました。しかし大きかったですね。レプマート。またちょいちょい行って、いろいろ銃をコレクションしたくなりましたよ。どうです?皆さんも好きなあのキャラの、あの映画スターの銃、手元に置いてみませんか?
そんなわけで、久々のブログ更新はここまで。
「レプマート・東京アキバ店」〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目14−2 サカイ末広ビル 3階
参考・宝島社・世界の名銃100丁 別冊宝島編集部編 定価1320円。
散歩のすゝめ
オタク(僕)が好きな設定について、ブログの端っこで愛を叫ぶ
みなさんこんにちは。あみゅえんです。また久々にブログを更新しようと思い、題材は悩んだんですが、「好きな設定」にすることにしました。たくさんの作品が所狭しと出てくる昨今ですが(いい時代ですね)みなさまも、好きなゲーム、アニメに、共通性なんかはないですか?今回はその疑問を私自身に投げかけてみて、思ったことを書こうかなーなんて思います。簡単にいえば自分語りですね(笑)
I LIKE『ペルソナ』
僕は好きなゲームを一つあげろといわれたら、サクラ大戦とペルソナですごく迷う人間です。僕の好みの音楽の方向性を作り上げたのはサクラ大戦だし、僕の人生観や価値観、生き方を教えてくれたのはペルソナなのは間違いありません。タイトルの文字色をみても、わかる人にはお分かりの通り、僕は主に『ペルソナ4』に育てられました。
この作品に引かれた理由は、その設定を目にしたときでした。ここで公式ホームページの紹介文をみてみましょう。
↓公式サイト
何より惹かれたのはそのリアリティとオカルトの絶妙なバランスでした。真夜中に一人でテレビを見るという、日常の中で誰しもがやろうとすればできる行為。そこから展開される『非日常』。その刺激に僕は魅了されました。
簡単にいうと、『自分にもおこるかもしれない』と思えるくらいの絶妙なリアリティ、説得力。それがこの作品に惹かれた理由だと思います。
ペルソナシリーズは作品ごとに、細かな設定がなされており、それぞれのナンバーごとに魅力的な設定が施されています。そのどれもが先ほど言ったような『絶妙なリアリティ』なので、興味を持たれたら軽くググってみてください。個人的にはペルソナ3の『影時間』の設定が一番燃えました。
もうお分かりでしょうか。そう、僕が好きな作品に共通するのは、リアリティなんです。実際に町を歩くときに、町の片隅に、暗い路地裏に、公園で揺れるブランコに。
町を歩くだけでそこに物語性を空想させてくれるような設定が、僕はすごく好きなんです。ゲームしてないときでもゲームさせてくれるような感覚ですかね。自分がゲームの登場人物(モブ)になれたような気分になれるのも面白かったりします。
I LIKE『ジョジョ』
もう一つ、リアリティのほかに気に入りやすい設定がありまして、それをこの『ジョジョの奇妙な冒険を通して紹介したいと思います。今回は先に答えを言っちゃいますと、『個々の能力』があることです。個人差があってバラエティに富んだ能力が出てくると、ものすごく燃える訳なんすワ。
なんでかっていったら答えは一つ
『自分ならどんな能力か考えちゃう(られる)から』っしょ!!
診断結果。厨二病です。ファウスト先生も『うーん残念手遅れです』と診断しそうなほどの厨二病です。ブリーチを読めばオリジナル解号を考え、ジョジョを読めばオリジナルスタンドを考え、ワールドトリガーを読めば、自分の戦闘スタイルを考える。書いてて嫌な汗が出てきました。しかしこれを胸を張っていえるオタクにワタシハナリタイ。
ともかく、登場人物に個性が強い作品はよんでて面白いなといつも思います。ただ一つ懸念材料なのが、こんなこと書いてると、『◯滅の◯』を僕に勧めてくる野郎(おっと失礼、言葉が汚くなりましたわ)もとい、お人がいるかも知れません。ただあれは、僕は絶対に読みません。みません。なんなら最初の方ちょっと見たけど、もうみません。理由も聞かないでください。探さないでください。
ま、とにかく。個人が強い作品は、自分を登場人物に見立てて妄想するもよし、好きなキャラができやすいのもよし。結構好きになりやすかったりしますね。ただし◯滅は(以下略)
まそんなこんなで。愛を叫んでみました。こういう題材のブログは頭使わないでぼけーっとかけるから、楽でいいっすね。読んだ上でおすすめの作品などありましたら、是非是非教えてくださいね〜。ではでは〜
P.S. せっかくなんで、特に気に入ってる設定の作品列挙しときます
<ゲーム>
ペルソナ サクラ大戦 魔都紅色幽撃隊 女神転生 ホーンドアウル
<アニメ>
ブラックラグーン ワールドトリガー ヨルムンガンド シティハンター
のせ忘れ合ったらあとで足しちゃおっと。
あみゅえん
友人に借りた超電磁砲の話 part4
久々の更新となります本シリーズ、最近は友人共々何かと忙しく、私が借りっ放しにした状態で年月が過ぎていました。とほほ。
前回の更新、つまりさいごに超電磁砲シリーズを読んだのがだいぶ前なので、ストーリーをほぼ忘れかけていましたが、今回借りた巻は、区切りまでが早かったので、忘れていた私でもすんなり読むことができました。御坂達よりは、どちらかというとサブキャラクターたちに焦点が当たっていたように思う12〜14巻、こんかいはここの部分についてのレポートです。ここからはネタバレも含みますので、読んでない方はブラウザバックを推奨します。ハイ。
読んでない方は
まぁ、上の画像をご覧になればわかる通り、今回僕がこの三巻の中で取り上げたいのは、
フレンダ・セイヴェルン
についてです
さて、そんなフレンダですが、今回、具体的には表紙も飾っている12巻で、大活躍をしてくれました。敵役の猟虎もなかなかいい感じの悪役でしたし、超電磁砲の世界の闇の組織のメンバー同士の対決ということで、いとも容易く行われるえげつない行為の数々に、私もむねを踊らせながら読むことができました。
いとも容易く行われたえげつない戦闘
今回のお話の主な登場キャラクターは、みんな大好き佐天さんと、フレンダがサバ缶を通じて仲良くなるところから始まります。普段ぜったいに接点がない二人が、こういう思いがけないところで、接点を持つのは、なかなか面白い巡り合わせだなとおもいましたね。(先ほど億泰と一緒にのせた画像は、ラスト1つだったサバ缶を使って佐天がフレンダにサバ缶カレーをごちそうするシーン)
そんな平和な巡り合わせから一転、バトル漫画の宿命、だんだんとお話は怪しい雲行きを見せ始めます。
ことのはじめは、インディアンポーカーと呼ばれる、夢を使った催眠学習によって、特定の能力を得ることができるカードが原因です。
何気なく買ったインディアンポーカーが、実は暗部組織が探す技術が隠されたカードだったことから始まります。そこにたまたま居合わせたフレンダが佐天をかなり強引に救出、それでかり出された弓箭猟虎と戦闘になる話です。
個人的な話にはなりますが、今回の戦闘は、黒子初回戦闘くらいの面白い駆け引きのせんとうでしたね。レベル0ながらハイテクノロジーによって佐天とフレンダを追いつめる猟虎と、サバ缶同盟で立ち向かう二人は、なかなかみててハラハラする展開を見せてくれました。即席タッグで戦う話はバトルものにはよくあることですが、今回は佐天の戦闘力はバットを持たないうちは限りなく0。フレンダは佐天をうまく使えるかどうかで勝敗が決まったのではないでしょうか?結果からみれば『うまく使えた』わけですが、もしかしたら、佐天はサバ缶の信頼とじつはいい子なフレンダが相棒じゃなければ、間違いなく死んでたかもしれません。勝負は時の運とはよくいったものです。
まぁ戦闘そのものについては漫画本編をもう一度ご覧いただくとして、私がとくにいいたいことがあるのが、この戦闘のラストシーン、この記事の冒頭にもあるシーンです。
このフィニッシュ、主人公サイドの御坂たちにはできない終わらせ方でしょう。口に爆弾をつっこんでるときのフレンダの表情も、非常にいい目をしてると思います。基本的に戦闘員が女性な超電磁砲で、この殺意満点の決め技は、かなり驚かされた結末でした。爆弾、顔面爆破ということで、私が大好きな悪役、吉良吉影(川尻浩作)の爆破シーンを思い出させましたね
猟虎はその後到着した仲間に助けられ、圧倒的に良くわからないマスクをつけて再登場します。口を爆破されたバトル漫画のキャラといえば、某ヤクザの組長もいますが、マスクの下は彼と同じことになっていると思うと、◯遊白書のム◯ロ並みのインパクトを持ってそうです。
すなわち猟虎は◯山薫ということになります。QEDっと。にしても漫画をみてもらえばわかるとおもうんですが、どう見ても◯山組長並みの生命力があったとしても助からない爆発規模だったと思います。何なら上に張った吉良さんの爆発シーンよりも規模が大きいです。ダ◯ハード1で某刑事が爆破したプラスチック爆弾くらいの爆発規模はありました。さすが未来。医療技術は男塾の寮監どの並だぜ。(この段落の例え伝える気がない)
今回は、その後がかなり中途半端な感じで終わってますので、実質きちんとかけるのが12巻だけでしたが、それでも今回のフレンダVS猟虎戦は、短いながらも内容の濃い回でした。次回も楽しみに、ブログ更新のネタにする準備をしながら、また友人から借りようと思います
あみゅえん
サクラ大戦Ⅴ EP0荒野のサムライ娘 プレイレポート
サクラ大戦シリーズ。男女問わず多くのファンを持つシリーズである。昨年には15年ぶりのナンバリングタイトル、「新サクラ大戦」が発売されたのも記憶に新しいこのシリーズであるが、新サクラがそもそも15年ぶりなのは無論、サクラ大戦シリーズは一度15年前にシリーズが打ち切りになっているからである。それは、サクラ大戦Ⅴ、並びにサクラ大戦Ⅴの派生作品である、サクラ大戦Ⅴ EP0の失敗によるものというのが世間の認識だろう。サクラ大戦Ⅴは、たしかに売り上げなどのデータを見れば失敗という世間の評価も間違ってはいないと言えるだろう。だがゲームそのものの面白さでは、サクラ大戦Ⅴが他のシリーズに劣っているとは全く思っていない。筆者は紐育華撃団が立派に帝都、巴里華撃団と同じサクラワールドの一員であると考えている。最も、サクラ大戦Ⅴに関する一部批判が適当なことは否定しない。今回はそんな世論と実際の私体験とを比較しながら、サクラ大戦Ⅴの前日譚である、サクラ大戦Ⅴ・EP0 荒野のサムライ娘のプレイレポートを書いていこうと思う。
サクラ大戦Ⅴ・EP0 荒野のサムライ娘とは
この作品はサクラ大戦Ⅴのメインヒロイン、ジェミニ・サンライズがサクラ大戦Ⅴ本編の前に、いかにして紐育に来るかというその道中を舞台に、様々な冒険を繰り広げるゲームである。まずは本作の魅力を部分ごとにピックアップして、お伝えしようと思う。
この乗り心地は本作だけ。独特な「乗馬アクション」
本作ではシリーズ恒例の光武などのロボットに乗って戦うシュミレーションではなく、ジェミニが愛馬のラリーと荒野をスピーディーに駆け回るアクションゲームとなっている。この「愛馬と共に」が本作の賛否が分かれるところであり、戦闘中は常時、ラリーに乗りながらとなる。〇ルダの伝説で、エポナに常に乗ってる感覚と思っていただければわかりやすい。最も、緑の勇者の愛馬より断然小回りが効く上に、ラリー自身の戦闘力は低くなく、まさに人馬一体の戦いっぷりができるのだが、当然小回りは生身の人間より利きづらく、馬に乗って刀を振るう関係上、刀を持つ右手側への攻撃は得意だが、左側への攻撃が難しい、空中の行動の制限がとても多いなど、アクションとしてのとっつきやすさは低いだろう。中でも空中行動に関しては、最も本作の批判の的であり、ここに関しては賛成派の筆者でも擁護しようがない。なぜなら、本作は空中の敵の登場回数が多いからだ。空中の敵が多く登場するのに、空中行動の制限が強いのは、ストレスになるのも無理はないと言える。
昨今のゲームでは義務教育の如く備わる2段ジャンプは当然なく、ジャンプ中の移動は無し。最もこれはダッシュジャンプのみで、非ダッシュジャンプは移動が効く。とはいえそのために止まらなければならないのはアクションの爽快性を欠くことに繋がってるのは否めない。筆者はなんとか空中の敵を爽快に倒そうと、ドリフト急停止垂直ジャンプ移動切りという秘技を作らざるを得なかった。
しかしながらそれ以外のアクション面の出来はかなり良く、敵を蹴散らすドリフトやダッシュしながら敵をすれ違いざまに切り裂く爽快感は、昨今のゲームにも全く引けを取らないと思える出来である。中でも赤騎士というボスとの戦闘は、乗馬ならではのすれ違いざまの斬り合いができ、ワクワクするボス戦ができる。慣れさえすればだんだんとクセになる面白さがそこにはあるだろう。武器、ラリーにつける馬具などもバリエーションがあり、ポイントによるステータス振り、属性の概念もあったりと、プレイヤー側の自由度も、2004年のゲームであることも加味すれば十分なボリュームがある。
そんな表裏一体で独自性の強い乗馬アクションであるが、一度クリアさえすれば実は馬に乗らずに戦闘することもできなくはない。隠しキャラの大神、真宮寺さくら、エリカにはそれぞれ、自身の光武が用意されており、エリカはパスワードで、大神、さくらは、それぞれで一度クリアすれば、光武で戦うことができる、光武の操作性は極めて良く、新サクラ大戦の「霊子戦闘機」とは一味違った、よりロボットアクション感のある戦闘が味わえる。
ここからは筆者の見解だが、この独自のアクションは、良くも悪くも「時代に合わなかった」節もあるのではないかと思う。昨今では「死にゲー」と呼ばれる、操作に意図的に制限を設けてゲームの難易度を上げたゲームジャンルが流行を見せている。現在、言葉は悪いが「クソゲー」とは、判定がガバガバであったり、ストーリーが陳腐だといった、「作り手側の努力不足」を指すように思う。だが本作は、クリア後も何周も遊べる隠し要素、ストーリーに即したステージ及びステージギミック、クエスト中に発生するボーナスクエストなど、「作り手の努力」は十分認められる作品であるという所感である。先程お伝えした空中行動に関する不満も、当てるのが難しい故に、うまくジャンプ攻撃で相手を串刺しにできた時の爽快感がある。という見方も、現在ならばあるのではないだろうか。死にゲーのような操作性の制限が必ずしもマイナスではない現在において、「操作性」だけで本作をクソゲーと評するのは、いささか過小評価であるように感じた。
ジェミニと仲間、そして彼女らを巻き込むストーリー
サクラ大戦は1より以降、ストーリーの根幹は「町」であると筆者は考える。帝都・東京、そして花の巴里、摩天楼が空を貫く紐育が、いかにしてその姿になったのか、という歴史的な部分をプレイヤーに見せてくれる。大正時代のパラレルワールド太正を舞台に、大正時代の出来事も混ぜて、都市とそこに生きる人々をリアルに描き出すのがサクラワールドの魅力だろう。本作もその点は他のシリーズと同じく「アメリカ」という国を、リアリティを持ってプレイヤーに見せてくれる。最も、本作はジェミニがアメリカを横断する話のため、ある特定の都市というよりは、アメリカという国全体に焦点が当たっている。
アメリカ、南北戦争をテーマに、かの有名なゲティスバーグの戦いや騎兵隊。さらにはアメリカらしくキリスト教にまつわる話に基づいた設定の数々がプレイヤーを引き込む。出てくる登場人物も、いかにも1920年ごろの人物の特徴を強調し、個性として際立っているキャラが多数登場する。例えばラスボスのパトリック・ハミルトンは、宗教改革を叫び、異端とされ火炙りの刑で殉教した実在の人物をモデルにしており、魔術によって南北戦争時代に蘇えったパトリックが、ノアの箱舟のように人類のリセットを目論むという設定となっている。アメリカ史に詳しい人なら、なるほどそこから持ってきたかとニヤリとできるだろう。特典の開発陣の挨拶内で、プロデューサーの広井王子氏は、「アメリカは大正時代の時点で摩天楼がすでに存在しながらも、ジャズなどの新たな文化が花開こうとする街で、そういう雰囲気を大切にしている」という旨のトークをされていた。その雰囲気は本作で存分味わうことができ、荒野を抜けたと思ったら、西部劇のような町を冒険したり、一転モダンな雰囲気の街をラリー共に駆け抜けることができる。(最も本作でアメリカ史からネタを掘り尽くした感があり、肝心のサクラ大戦Ⅴ本編では、都市に因んだストーリーが用意できなかったのか、紐育にまさかの織田信長が来るというなんとも言えないことになってしまった。)このようにストーリーのバックボーン、豪華な声優陣などによって、織りなされる物語は、プレイヤーを飽きさせないワクワクを提供しながら、往来作品のファンにはお約束の展開(いっつも結局発動しちゃう都市に眠る力など)も用意されており、非常に楽しめる作品であった。個人的には先に述べたパトリック演じる難波圭一氏の怪演は一見の価値ありだと思う。
主人公サイドのキャラクター達も魅力的で、元気で快活なだけでなく、強さを兼ね備えたヒロイン、ジェミニ・サンライズ(CV小林沙苗)はもちろん、不思議な少女フワニータ(CV大谷育江)のジェミニとの絆の物語。冒険の中で成長して行く様が印象的だった本作のヒーロー(?)のブレッド(CV岸裕二)、ジェミニと共に作品に活気を与えているチェンバー(CV坂東尚樹)と、それぞれが作品に影響を与える役割を持っており、ジェミニが主役ではあるものの、それぞれの物語も楽しめる。ストーリー内にはジェミニの例の心臓の秘密(ネタバレは各自で参照してほしい)も、言及こそされていないが多少関係しており、時折出るジェミニらしからぬ発言は、件の秘密を知るプレイヤーなら、「ここはジェミニではなく、、、、。」と分析しながら楽しめるだろう。
往来のサクラ大戦シリーズとは違い、恋愛要素が薄い本作では、「旅」という出来事を通じて、アメリカという国を眺めることができるだろう。
荒野をかけるサムライ娘
2つの大きな視点から本作の魅力を紹介してきたが、本作は世間で言われるほど駄作などではないことは分かっていただけただろうか。筆者が思うに、サクラ大戦ⅤはEP0と本編・さらば愛しき人よと合わせて一つの作品なのだと思う。往来シリーズのキャラごとのミニゲーム、あのミニゲームを一作品丸々アクションゲームとして完成させたのが、この「荒野のサムライ娘」なのではないだろうか。ここまで記事を読んでくれた皆様にも、フロンティアスピリッツ、青い空を心に写し、アメリカの広い荒野を暴れ馬ラリーと共に駆け抜けてみてほしい。
友人に借りた超電磁砲 part3
またまたまたまた友人に超電磁砲を借りたんで、再び感想をば。今回は(大覇星祭編)デェス!
尚ここから先はネタバレを含みますので読んでる人のみの、、
一方通行だ
さぁさここからは感想timeですよ。最近では御坂美琴が主人公のはずなのに、当麻が出てくるだけでワクワクするようになってきましたあみゅえんです。また当麻くんについて記事を書こうか悩みましたが、今回の感想はまずはこの《大覇星祭編》のキーパーソン。
食峰操折
に焦点を当てつつ、《大覇星祭編》を見ていきましょう。
高慢ちきな普段の立ち振る舞いは仮の姿。圧倒的カリスマで人心を操る頭脳派『超能力者(レベル5)」
まず初めに、、、
面白かったですねぇ!今回の《大覇星祭編》!女王こと食峰は今作のヒーローサイドで当麻くんについで好きなキャラになりそうです。アクセラもそのうちヒーローサイドで再登場するんですかねぇ。。。(もっともオタク業界でいうところの「推し」みたいな好きではなく、単純にカッコいいという意味での好きですけど)女性としてはあまり関わりたくn、誰だ貴様ら!ウァアアアアア
part2の方で僕の思う「悪の花」の定義はご紹介しましたけど、正義サイドでその雰囲気を醸し出してくれるとは、、「ダークヒーロー」ってやつになるんでしょうかね?
- 手段を選ばない
- 利用するものはなんでも利用する
- 心が読める故の孤独
- すごい切れ物
- 圧倒的支配力
アクセラにも通づるところのある食峰の魅力が後半爆発してましたね〜!こんだけ悪役になりうる素質を持って行動の基準が「自らの正義」というのも食峰さんの「熱い」ところでしたね。今回で気に入ったキャラはもう1キャラいるんですがそれは後ほど。
個人的にかっこいいと思ったこのシーンを探そうと思ったらKAWAIIを猛プッシュしてくる画像しか見つからなくて苦労しましたあなた方が洗脳済みなことはよく分かりました
結構二面性のあるキャラも僕は好きなので(もちろんこだわりはありますが)キャピキャピした普段とこの計算高い狡猾さを思わせるこのシーンは「あ、食峰かっけえな」と思いましたね。
この回は事件の流れも良かったですね。
食峰が御坂妹を結果的に保護→事件が起こっていることに勘付く。
御坂、食峰による事件と勘違い(もちろん読者も勘違い)→食峰との会合、協力体制へ
と思いきや御坂ラスボスに
御坂を知るすべての人が協力して御坂を連れ戻そうとする激アツ展開!
熱血バカコンビ、やっぱり主役な当麻。食峰意地を見せた闘い。やっぱりラスボスとは闘わない御坂美琴(主人公)前回もアクセラと戦ったのは当麻
どこをとっても熱い試合でしたね。中でも個人的に熱かったのが熱血バカコンビ!次はこの二人に焦点を当ててみましょう!
この二人だけでスポ根漫画が出来上がりそうです。
自分に真っ直ぐな軍覇、全てに実直な当麻。名コンビでしたねーよく分らなさも含めて。
「根性」を合言葉にどこまでもかっ飛んでくれそうな力強さを感じました。相対するラスボス(主人公)が神々しいことになってるので、そんな主人公(ラスボス)に挑む二人の勇姿は一層かっこよかったですね。
どこのセフィロスだテメエと思いました。
にしてもレベル6、なかなか謎が多い《能力》ですね。何やら吉良吉影を連れていきそうな、じゃなきゃエ○ワード・エル○ックの腕持っていきそうな手がわさわさ出てきてましたケド、あれは一体なんだったんでしょうか。そのうちアレとも戦いそうですね。
激しさをます異能バトル
10巻越えということもあり、能力バトルも激しさを増してきたなあという印象も今回受けました。絡め手で戦う輩が増えて、戦闘に多次元的な視点が追加された事はもちろん、単純に多彩な能力が出てきて面白いです。作者さんアンタジョジョ好きだろ
完全に一致ですありがとうございました。
単純な力の大きさだけでなく、工夫や機転で戦うところもジョジョっぽさがありますね。
とはいえジョジョとはまた違った能力系譜のものが多く、戦闘の面白さはかなりありました。特に最後の多戦闘の同時進行のところはどれもベストバウト級なんじゃないですかね?
中でも当麻VSセフィr、、じゃなかった御坂美琴(レベル5,5)は前述した熱血バカコンビのカッコよさもあり、当麻の隠し芸(龍)もあり、今回の《大覇星祭編》のあみゅえん'sベストバウトに指定したく思います。
何が(レベル0)だカンストしてるじゃねぇか
今回は様々なベクトルの面白さがぶつかり合い、感想をまとめるのも困難でしたが、ひとまずピックアップ形式で印象深かったところをまとめてみました。他にもフレンダと佐天、黒子の戦闘など、名勝負名場面の多かった回のように感じます。とあるは区切りよく(〜編)で区切れるので、歯切れ良く物語が始まって終わるのもいいですね。
もしかしたらこの回面白かったので、part3後編も書くかもしれません。まぁ書かないかもしれかせんが。その時はまたお知らせがいくことでしょう。ではでは〜
P・S
僕は湾内さんが好き
泡浮さんもKAWAII。ていうかこのコンビが好き